こんにちは。ヒーロー薬剤師です!
転職を考えて、薬剤師の求人を見たとき、「色々求人あるけど、ピンとくる求人がないなぁ」と悩んでいる薬剤師さんいらっしゃいませんか?
今回、そんな悩みを抱えている薬剤師さんのために、薬剤師の転職は100点満点を目指さずに、80点でも大丈夫な理由をお伝えしていきます!

え〜!!100点の職場で働きたいよ〜!!



100点を目指すのは素晴らしいけど、ドツボにはまる可能性があるよ
転職で100点を目指したい気持ちは重々承知なのですが、100点を目指しすぎると、転職がうまくいかないケースもあります。
より細かく伝えると、まずは80点の転職を目指すことを推奨します。
具体的には以下の理由です。
- 100点の求人は滅多に出ない
- 自分の能力より、薬剤師の需要と供給によって年収が決まりやすい
- 80点の転職で経験を積み、その後より良い求人を狙うことが可能
そして80点の転職を成功させる具体的な方法も伝えていきます。
特に転職に悩んでいる薬剤師さんに参考になる考え方ですので、ぜひ最後までお読みください。
薬剤師の転職は80点でも大丈夫な理由
100点の求人は滅多に出ない
薬剤師転職の場合、お給料も良く、住みやすい場所で家から近く、やりがいも感じられて、定時で帰れる、夢のような100点の求人は滅多に出ません。
これから先、調剤報酬が減額が続くため、良質な求人がより減っていくことが予想されます。



求人もどこかは妥協しないと、永遠転職できないね
また条件がいい職場は、人が辞めにくいため、欠員が出にくいです。
仮に欠員が出ても倍率は高くなり、100点の転職を成功させるにはハードルが高いです。
また薬剤師の場合、ある一定の条件がいいと他の条件が悪くなる傾向が多いです。
その具体例について見ていきましょう。
最新の医療が学べる職場
大学病院などの最先端の医療を学べる病院は人気が高く、年収が低くても薬剤師が集まります。
新人薬剤師を確保できる傾向があるため、高額な求人は出にくいです。
年収が高い職場
年収が高い職場は交通の便が悪かったり、人手不足で激務な環境の可能性が高いです。
また人手不足のため、有給が取りづらく、残業時間が多い傾向です。
薬剤師は100点の求人が出にくく、一長一短の職場が多い
薬剤師の能力より、需要と供給で求人の年収が決まるため、自分の努力で100点が目指しにくい
薬剤師確保に困難なため、高年収が出るケースが多い
薬剤師の求人で高年収が出る場合は、急な欠員が出て穴埋めをしなければいけないケースがあります。
この高年収のケースの場合、薬剤師の能力という自分依存の要因(内的要因)より、その薬局に人が足りないという自分の影響力の範囲外である要因(外的要因)の影響が強いです。
内的要因 | 外的要因 |
薬剤師の能力 | 地域 |
年齢 | 薬剤師の不足度 |
そのため、薬剤師の需要と供給によって概ねの年収が決まります。
薬剤師の転職は外的要因に影響されやすいので、どれだけ能力が高くても、自分の転職したいタイミングで100点の求人があるとは限りません。
そのため、薬剤師の転職は自分の影響力ではどうにもならなく、運も必要となってくるため、100点の転職を実現するのが難しく、80点で折り合いをつけることも大事です。
薬剤師の求人は、自分の能力などの内的要因より、自分の影響力外である外的要因の影響が大きい
ただし、管理薬剤師経験や認定薬剤師の資格があれば年収交渉もしやすいですので、外的要因より影響力が低いですが、内的要因を高める努力もしていきましょう。
自分の影響力の範囲外で年収が決まりやすいですが、自分の能力も少なからず影響するので、自己研鑽も大事です。
何より患者さんのためになります。



外的要因が大きいとはいえ、自分の成長も忘れずしていこう!
薬剤師の能力差で給料に差がつけにくい
薬剤師はプロフェッショナルの仕事であるにも関わらず、能力の違いがあっても請求できる保険点数が一緒です。
保険調剤である以上、これに関してはしょうがないですね。
かろうじて、かかりつけ薬剤師で請求できる点数が違うくらいです。
ベテラン薬剤師、新人薬剤師でも請求できる点数が同じなため、薬剤師の能力でお給料の差がつけにくいです。(不備に気付き、疑義紹介で請求できる点数はありますが、大きく点数に差がありません)
100点にこだわりすぎて動けないリスク
転職の失敗を恐れたり、100点を目指しすぎて、なかなか転職に踏ん切りがつかない薬剤師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に意識してほしいのが、転職をしないリスクもあることです。
転職のしすぎは問題ですが、2〜3社経験することで視野を広げることができます。
また80点の転職でも成長につなげることができるので、転職をしないことで機会損失があることも忘れてはいけません。



行動をするとリスクを伴うけど、何もしないのもある意味リスクだよ!
80点の転職を目指す際の注意点
転職の点数は同じ求人でも個人の価値観によって全然違う
そもそもなんですが、転職の点数は個人の価値観によって大きく変わってきます。
Aさんにとっては90点と感じる職場でも、Bさんには30点の職場と感じることがあります。
そのため、自分の価値観とまず向き合いましょう!
自分の価値観をはっきりさせることで、どういう職場で働きたいかを考えやすくなり、他の人には不人気な求人でも自分にとっては80点以上の求人を見つけやすくなります。
価値観は人それぞれだから、人と違う価値観を見つけることでいい職場を見つけられる
具体例をあげると以下の勤務形態です。
夜勤のある職場
夜勤は体力が必要で、生活リズムが狂うため、手当が高くつきます。
夜型の薬剤師さんで、生活リズムにこだわらない価値観であれば、年収も上げることができ、満足度の高い職場になります。
ラウンダー薬剤師
ラウンダー薬剤師とは、複数店舗を勤務する薬剤師のことです。
ときには午前と午後で違う店舗に行くこともあります。
通勤時間が長くなる傾向があり、残業も次の日に持ち越せないため、労働時間が長くなります。
そのため、ハードな勤務形態であり、年収が上がることがあります。
しかし好奇心旺盛な薬剤師であれば、日々違う種類の処方に携われるので満足度の高い勤務形態です。
トータルで80点の転職でもワンポイント強みがあると後悔しにくい
トータルが80点の転職でも、ワンポイントだけ90点以上狙いにいくことは可能です。
転職の軸となるここだけは譲れない部分を決めておくことを強く推奨します。
譲れない部分は、年収、やりがい、キャリアアップ、休日数、通勤時間など1つ決めましょう。
全て選ぼうとするのは、何も選べてないのと同じです。
すべての条件をそこそこ目指そうとすると、中途半端な転職になり後悔しやすいです。
そのため、休日の価値観を大事にしていきたい人を例にすると、年収は60〜70点だけど、有給消化率が100%で休日に関しては100点の転職を目指していくことがおすすめです。
優先順位をつけて、トータルで80点の転職でもワンポイントは強みのある転職にしましょう!
優先順位の参考になる記事をあげておきます。


あなたの今の職場の満足度は何点ですか?
まずは現状を知るのが大事です。
今の職場の満足度が30点の場合から80点の転職を目指すAさんと、満足度が75点の職場から80点の転職を目指すBさんの場合では、転職のリスクはBさんの方が大きいです。
転職もリスクはあるので、現状の満足度が低く、得られるリターンが大きいときには、積極的に転職していきましょう。
1番難しいのは満足度がそこそこある場合ですね。リスクがある分、簡単には転職を勧めにくいです。



今の職場、悪くはないんだけど、いいとも言い切れないよ
この場合は、転職サイトに登録してみて、今の職場の条件と今出ている求人を比較してみましょう。
自分の地域の求人の相場を知ることで、より良い職場を見つけやすくなります。
あまり差がないようであれば、転職せずに現状を維持しても問題ないです。
転職自体にリスクはありますが、転職活動はノーリスクです!



転職情報はときどき集めておいて損はないよ!
現状の満足度を把握し、相場と比較を行って転職するか決断し、低リスクで自分の人生の満足度を上げていきましょう。
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転職は80点でも大丈夫だけど、安易な転職のしすぎに注意
視野も広がり、経験も積めるので、80点でも転職をしていくことをおすすめしますが、1つ注意点があります。
それは安易な転職をしすぎないことです。
転職経験が数回であれば問題ないですが、転職経験が5回以上になってくると企業側からすぐ転職されるのではないかと警戒されます。
そのため、転職の結果は80点でも大丈夫なのですが、プロセスである転職活動は120点の力を注いで、ミスマッチを減らしていきましょう。
ただし転職回数を気にするあまり、転職で年収を上げられるチャンスを逃すのはもったいないので、転職は大胆かつ繊細に行っていきましょう。



転職の精度をあげていこうね
安易な転職のしすぎは問題ですが、転職のほうが昇給より年収アップがしやすいです。
よろしければ、以下の記事を参考にしてください。


大事なのは80点の転職ができた後!
「薬剤師の転職は80点で大丈夫!100点満点を目指さなくていい」とタイトルでお伝えしたのですが、正確に言うと、まずは80点で大丈夫です。
せひ80点の転職ができたら、90点、100点の転職も目指してほしいです。
しかし80点から上を目指すのはリスクも上がるので、個人の価値観に合わせて転職を行うかどうか考えていきましょう。
80点の転職を成功したあとの具体的な行動パターンを下に示します。
どちらが正解とかはないので、自分の価値観にあった方法を見つけていきましょう。
① 80点の転職で経験を積んで、次に90点、100点の転職を狙いにいく
80点の転職を成功させた場合、そこで経験を積めば、次に90点、100点の転職を目指しやすいです。
転職の際は、前職の年収などの条件が加味されることが理由です。
そのため、一気に100点を狙うよりかはホップ・ステップ・ジャンプの要領で徐々に狙っていくことが現実的です。
また好条件の求人は急募のケースが多く、人気も高いのでフットワークの軽さも大事でいつでも動ける準備はしておきましょう。
管理薬剤師の経験もあると、年収交渉もしやすいので、ぜひやらせてもらえる機会があれば、チャレンジすることを強く推奨します。
いきなり100点の転職は難しいから、経験を積んでいくのが大切
② 80点の転職後、自分でより良い職場にしていく気概も大事
80点の転職を成功させたら、その職場の条件を働きながら徐々により良くしていく方法もあります。
- 経営に貢献したから、年収を上げてもらう
- 業務効率を改善し、有給を取りやすくする
- 年収が上がった分、家賃が高くても職場の近くに引っ越し通勤時間を減らす
働きながら条件をより良くしていくメリットはなによりリスクが低いことです。
90点、100点の求人に転職できても、自分にとっては合わない職場であったり、思っていたのと違ったということもあります。
しかし今の職場の条件を少しずつ改善していけば、有休消化を減らさずによりよい職場にすることも可能です。



自分依存で変えられるポイントはどんどん良くしていこう
転職はあくまでも人生を良くする手段であり、目的ではありません。
人生とトータルで考えて、ベストな職場を見つけていきましょう。
まとめ
それでは、薬剤師の転職は80点で大丈夫! まずは100点満点を目指さなくてもいい理由でした。
まとめると以下です。
- 100点の求人は滅多に出ない
- 自分の能力より、薬剤師の需要と供給によって年収が決まり、外部的要因に影響されやすい
- 80点の転職で経験を積み、その後より良い求人を狙うことが可能
いい転職を行い、自分の人生を切り開いていきましょう!
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