薬の専門性はあるのに、お給料に反映されないと悩んでいる人はいませんか?
今回は能力と年収が比例していないと悩んでいる薬剤師に向けて、おすすめの職種のMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)を紹介します。
MRはよく聞くけど、MSLは初めて聞く〜
やりがいがあって、年収アップできる職種だから解説していくよ!
薬剤師の転職本でベストセラーを獲得した書いた記事になので、ぜひ最後までお読みください!
今回の記事は以下の人におすすめです。
- 薬の専門的知識はあるが、年収や夜勤で悩んでいる
- 薬剤師で在宅勤務をしたい
- キャリアチェンジをしたい
情報を知ることで薬剤師の可能性をどんどん広げていきましょう!
本では現役のMSLさんにコラムも書いてもらったよ
MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)とは
MSLの仕事
それではMSLとはどのような仕事なのでしょうか?
MSLは製薬企業の職種の1つです。
詳しい職種説明が、シミック・アッシュフィールド株式会社さんのホームページに説明が載っていたので、まずは参考にしていきましょう。
Medical Science Liaison(MSL)は、キーオピニオンリーダー(KOL)の医師や医学研究者への訪問や学会活動を行うなかで、医学・科学情報の伝達および入手を行います。MSLの活動に製品の宣伝は含まず、あくまでも医学的・科学的根拠に基づく公平な情報提供がメインとなります。
https://www.cmic-ashfield.com/service/non-commercial/cmas-msl/
難しい言葉が多くて理解が追いつかない泣…
簡単にいうとお医者さんと営業なしで情報交換して、自社製品の価値を上げていく仕事だね!
MSLは医療のキーパーソンであるドクターや研究者と自社の宣伝なしに医療の情報を提供することで医療に貢献し、自社の会社の開発部門と情報を共有することで、より良い医薬品を作っていく仕事です。
MRとの違いは商品の宣伝をしない
医療の情報提供をするならMRさんと何が違うの?
MSLさんは自社の製品を宣伝しないのが大きな特徴だよ
MSLは中立的な立場でドクターに情報提供をするので、いい医療につなげることができ、間接的に自社製品の価値を高めることができます。
目先の利益を取るのではなく、長期的な利益を狙っていくのは素晴らしい姿勢ですね。
MSLは自社製品のプロモーションをしないのが大きな特徴。
年収は?
インターネット上の情報ですが、MSLの平均年収は750万円以上あります。
実際のMSLの求人情報を見てみると以下の年収で募集されていました。
- 年収600万~1200万円
- 年収500万円~900万円
- 年収800万円~1500万円
上記の数字を確認すると平均年収の750万円は妥当性がある数字ですね!
MSLでマネージャークラスなら年収1000万円越えが見えてくるね!
求められるスキルは?
シミック・アッシュフィールド株式会社さんのホームページから採用基準や人財の特徴が書かれています。
以下引用です。
当社のMSLは、医学科学研究のバックグラウンド持ったPhDあるいは薬学研究経験を持った人財に限られます。また、シミック・アッシュフィールドにおいて、MSLに必要かつ十分な研修を行い、現場で即戦力となるレベルまで育成しております。また、確かなコミュニケーション能力を持った人財のみを採用しているため、クライアント製薬企業での活動も円滑に進めることができます。
https://www.cmic-ashfield.com/service/non-commercial/cmas-msl/
ただ薬剤師免許を持っているだけでは簡単に転職できなさそうだね
求められるハードルは高いよ!
MSLは多くの人と関わり、製薬企業の売上の根幹である製薬に関わるため、以下のスキルが重要です。
- 専門的な知識
- 論理的思考
- コミュニケーション能力
- 英語
もし上記のスキルに当てはまるのであれば、自分の能力を活かせる職業なのでチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
MSLのメリット
年収が高い
製薬会社は平均年収が高く、MSLは薬剤師より稼げます。
夜勤がないにも関わらず、高年収を狙えるのは魅力的。
またお給料が頭打ちにならないのは、薬剤師と違う特徴ですね。
やりがいが多い
各製薬会社のMSLさんのインタビューを確認するとみなさん強くやりがいを感じられています。
ドクターと有意義なディスカッションをし、得られた情報から製薬につなげられるのはとても魅力的な仕事ですね。
自由な働き方ができる
リモートワークやフレックス制が導入されている会社もあるので、自由な働き方ができます。
在宅で仕事ができる選択肢があるのは、薬剤師視点からみるととても羨ましい!
MSLのデメリット
求められるレベルが高い
ドクターと対等にディスカッションしていかなければいけないため、求められるレベルは高くなります。
また成果主義の製薬会社では結果を出さなければいけないので、薬剤師とは違う緊張感やストレスを感じることも覚悟しましょう。
積極的に勉強していかなければならない
薬剤師にもあてはまりますが、MSLも一生勉強していかなければなりません。
学会やシンポジウムの参加を重ねたり、自己研鑽が必要です。
こんな人にMSLがおすすめ
個人的に強くおすすめしたいのは、専門性は高いのに年収や夜勤に悩んでいる病院薬剤師です。
医療業界の七不思議で専門性と年収が必ずしも比例しませんよね。
そのためすごい専門性を持っている病院薬剤師であれば、製薬企業の需要があります。
高い年収や、夜勤をせずにフレックスタイムで働く希望も叶うのでおすすめ。
病院薬剤師の経験を活かし、MSLに転職するのはとても魅力的なキャリアにつながりますね。
MSLに転職するなら転職エージェントを利用すべし
MSLに興味が出た人もいるのではないでしょうか?
興味が出たら、無料で転職エージェントに登録して話を聞いてみることも可能です。
MSLに転職するなら、薬剤師専門の転職エージェントより、製薬企業に強い転職エージェントを使うのがおすすめ。
特に
\ MSLを狙いたい薬剤師におすすめ!/
まとめ
MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)に興味を持っていただけたでしょうか。
MRとの1番の違いは自社製品のセールスをするかどうかの違いでしたね。
薬剤師で専門性はあるのに、年収が少ないとモヤモヤしている人も多いと思います。
転職するのにリスクはありますが転職活動はノーリスクですので、一度自分が業界からどんな評価を受けるか、転職活動で確認するのがおすすめです。
\ MSLを狙いたい薬剤師におすすめ!/
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